魚問屋かねや

明治5年から創業家が大事にしてきた“かねや”を2017年に他人の私が引き継ぎました。それは私には重い暖簾でした。

今まで右も左もわからず、ただがむしゃらに社長業を勤めてまいりました。
そして2022年にひょんな事からグッドエイジャー賞というものをいただき、これまでの自分の人生を考える事ができました。そして今の自分があるのは、今まで出会った全ての人のおかげだと気づかされました。
仕事においても、お客様だけでなく、うちと関わる全ての企業様とのご縁を大切にしていきたいと思っております。
インターネットを使って商売することが当たり前の時代に、あえてアナログな商売をしていきたいと思っております。それは、魚というものは、全て同じ品質、価格ではないですから、できる限りお客様に納得していただきたいのです。だから、たくさんお魚を販売することより、従業員一人一人の意識を高めて、よりよいお品ものをお届け出来るように努めたいと思っております。

授賞式の様子（右端が山口社長）

21世紀には、ありえないと思っていた紛争が始まり、他国で起きている紛争によって経済への打撃がこんなにあるものかと思い知らされました。
そして人間が豊かに暮らすには、まずは紛争がなくなることが一番だとわかりました。私の望みは、雨風しのげる家があって、好きなものをお腹いっぱい食べられて、可愛いワンコ達とゴロゴロする時間を持つことです。そんな小さな望みは、紛争の中では決して得られないのです。
だから心から世界の平和を願うばかりです。
そして、おいしいお魚をたくさんの方に召し上がっていただいて、ほんの小さな幸せを感じていただける商売をしていきたいです。